必要だから存在するし起こる

必要だから存在するし起こる

ひょっとしてうまくいかなかったらどうしよう。
こんなことを思ったりすることがあると思います。
こんなことは良くあることだと思いますが、まだ起きていないどころか、本当にそうなるかどうかも分からないことを心配するあまり、心を傷めていたら何にもなりません。
人の心はその人の意識次第でころころと変わりますが、自然界には無理がありません。
何事も宇宙の仕組みのままに、何かが突出することもなく、お互いが補い合いながら丸い世界を作り上げていて、全てが循環しています。
そこには損得がありません。
自然界の中には不平不満はありません。
人の心の中にだけ不平不満はあります。
不平不満があるなら、その問題から目をそむけず、真っ直ぐに受け止め、原因を探ることです。
この世に起こることで原因の無いものはないからです。
勇気を出して原因を探ってみて下さい。
そこには自然の循環を乱す何かがある筈です。
自然界には全ての存在に役割があります。
人間一人一人にも、その人だけの役割があり、そのことを果たすためにこの世に生れてきます。
ですから、その人に起こることは、その人にしか解決ができません。
病気などはその典型です。
病気の原因を作ったのは自分自身であることは事実です。
それを医者任せにして、何とかしてもらおうとする心が病気を長引かせることとなります。
医者任せということは、何時までも原因に目を向けることをしないことですから、原因を作ったのは自分ではないということになります。
それでは治ることはありません。
病気は、自分が出来ていないことを知らせてくれるサインだと思えば分かりやすいと思います。
人生で目の前に起こることは、全てこの病の原因と同じように、サインなのです。
家庭のトラブル、交通事故、病気、人間関係のトラブル、全てに原因がありますが、その起こった出来事は全てサインなのです。
その時に、謙虚にそのサインを受け止め、その原因を探ることができれば、その問題は解消していくことになります。
心の受け止め方次第で、せっかくのサインが、不幸な出来事ととらえることになったり、またこのサインがあったから良き方向に変えることができたということになることができれば、そのサインが良き働きとなります。
不幸に見えるのは、その人の受け止め方が自分本位で受け止めているだけのことなのです。
この世に起こることが全て必要必然であるということです。
ならば起こることすべてが不幸なことではなくなります。
そう捉えることができれば、この世に起こることは全て知らせであり、そのサインの何たるかを知れば、全て良き方向に向けることが出来るのであり、良き人生にすることができるのです。
何が起きても有難く思えるようになります。

全てに感謝しましょう。

ありがとうございますの心を持ちましょう。